東北六県大会
山形県全成績
(第1~63回)
団体優勝 21回
大将優勝 11回
副将優勝 15回
先鋒優勝 15回
山形新聞記事
7/5
表彰
団体 4位
副将本間 個人3位
先鋒山寺 個人2位
お疲れ様でした。
5回戦 ②ー1 岩手
花輪●受け一方になった、一瞬反撃だが、届かず
本間〇序盤からスキなし、快勝
山寺〇序盤作戦負け、また剛腕さくれつ
優勝 青森
2位 宮城
3位 福島
4位 山形
4回戦 1-② 青森
花輪●中盤良いはずだが決め手が見えない
本間〇穴熊攻略、快勝、調子良し
山寺●すごい熱戦だった、惜しかった
3回戦 ②ー1 秋田
花輪●逆転の流れだったが悪手
本間〇序中盤スキなし、快勝
山寺〇2転3転を勝ち切る、さすが
2回戦 ②ー1 福島
花輪〇勝負手通った
本間●一手ばったり、飛車成を見逃した
山寺〇序盤不利、中終盤の怪腕さくれつ
1勝1敗で明日につながりました。
今日は、懇親会なし、明日に備えます。
1回戦結果 1-② 宮城
花輪● 中盤一発食らった
本間● すこしずつ苦しい
山寺〇 序盤相当不利、剛腕さくれつ
大将土屋さん体調不良発熱は残念。
監督花輪代役、最善を尽くします。
山形新聞記事
7/4
岩手日報記事
7/4
対戦表
山形新聞記事
7/2
明日から六県大会開催です。
65回東北六県囲碁大会
悲願の初優勝です。
おめでとうございます。
将棋も続きたいものです。
応援・声援・激励・予想メッセージ
みなさん、お寄せください。hanawa@excellent-inc.comまで。
1.審判長 島朗九段
2年ぶりの六県大会、皆様も私も待ち望んでおりました。
オンラインもやむを得ない時ではありましたが、
何といっても各県代表が会してこそ伝統と歴史の大会、
お会いでき、対局を拝見できること心待ちにしております。
大変な状況の中、開催まで漕ぎつけられた主催五紙、
各県関係各位に心より御礼申し上げます。
今回は4月より設立できました「東北研修会」幹事の
中川八段と審判団を務めさせていただきます。
研修会ができたのも、長年の皆様のお力添えによるもので
本当にありがとうございます。随分発足まで時間を要しましたが
機が熟し、震災十年後の春にスタートできたことが
自分も何より感慨無量です。
今回も代表の皆様が力を出し尽くされますよう祈念いたしまして
ご挨拶に代えさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2.副審判長 中川大輔八段
東北六県大会に参加される選手の皆様おめでとうございます。
長いコロナ禍の状況で2年越しの大会ということで本当に待ちに待った大会開催で
あったかと思います。
私も大会開催の報を聞いた時はやはり東北六県は多くの根強い愛好家に
支えられていることを改めて実感致しました。
開催にあたって関係者の皆様方には心より敬意を表します。
大会当日は微力ながら副審判を務めさせて頂き大会成功へ尽力したいと
思っております。
また、久しぶりに六県の方々にお会いできるのを楽しみにしております。
選手の皆様のご健闘と大会の成功を祈念致します。
3.山形県連幹事 阿部慎太郎さん
山形2連覇、これは本当にあるメンバーだなと思いました。
土屋さんは今年の東日本支部名人戦ベスト16、本間君は全国朝日アマ名人戦ベスト16
と山形を飛び出して活躍しています。そして先鋒山寺さんも手堅いです!
今年の山形は総合的に見てうまくいったらとか運が良かったら勝てるではなく
着実に指せば2連覇あるような雰囲気・実力があります。
コロナ禍で応援団も不在、前夜祭なども制限があり孤独な戦いになるかと思いますが
子供たち一同、山形から応援しております。
4.青森県監督 奈良岡実さん
今回はまず、大変な状況の中開催を決断していただいた岩手日報社並びに、
岩手県支部連合会に感謝申し上げたい。
全体としての第一の責務は、大会での感染者を出さないこと。
コロナによって将棋だけでなく、多くの分野で体力が奪われたと思う。
けれども、この災厄が始まる前はどうか。東北棋界及び出身者から、若年層、
社会人層を問わず、全国優勝者が相次いで出るようになった。
原因は、地域の一体感にあるのではないだろうか。
盤上の技術だけでなく、催しや次世代の育成など、いい意味での競い合いが、
明らかに効果をもたらしている。その源が、60年以上も続く東北六県大会だ。
今大会は、どの県も大砲は不在に思える。
接戦の中、勝ち運を味方にしたチームがいい順位を得られるのはずだ。
ただ今回に関しては、順位より大会後の方が重要だ。
少しずつでも失われた体力を取り戻し、コロナが始まる前より一層の発展を
目指したい。
そのことができた県が勝者となる。
この国は、第二次世界大戦からも立ち直った。
東北は東日本大震災で痛手を受けたが、強い精神で戦い続けている。
私はコロナに対する勝者の県は、6つを数えると信じている。
5.山形県監督 花輪正明
10年前3月の東日本大震災。東北地方は大打撃を受けた。
しかし、東北将棋界は力強く立ち上がった。
7月の東北六県大会は予定通り開催されたことは、後世に語り継がれる。
しかし、昨年のコロナ感染拡大には勝てなかった。
史上初の中止となり、東北将棋界の方々の落胆は大きかった。
自然災害より人災の難しさを感じさせられる。
今回はコロナ禍の中で開催される。
東北各県新聞社と関係各位の努力に感謝しなければならない。
大震災の時に、「復興に文化の力」と書いた記憶がよみがえる。
今回もその言葉が必要ではないのか。
選手一同は、精一杯の戦いを見せてくれるだろう。
今回の勝敗順位は、あまり気にならない、私がいる。
開催されたことが、一番の収穫ではないのか。
当たり前が当たり前でない、苦しさと絶望。
このことを、私たちは感じさせられた、日々であった。
東北六県大会の歴史の新たな1ページとして残る大会になりそうだ。
それだからこそ、私は選手と一緒になって戦うことが一番大切と思っている。
しかし、2連覇のあかつきには、美酒で祝杯を上げたい、私もいる。
6.福島県将棋連盟会長 吉田俊哉さん
降りやまぬ 雨がこの世に 無いように いつかは終わる この戦いも
コロナとの戦いも正念場を迎えようとしています。
もうすぐ「最初の戦い」は終わるでしょう。
しかし、相手はウィルスです。次々に変異株が出現して「次の戦い」が始まるのは
覚悟しなければなりません。
それでも、いずれ人間の智慧が勝って、新型コロナも「ありふれた病気のひとつ」
になるだろうと、私は信じています。
その日が来て、祝杯を「みんなで」あげるまで、しばらく「懇親会」を控えめにする
ぐらいの事には耐えましょう。
私たちは、将棋を通じて「辛抱した者」が最後に勝つという真理と、
その実例をいくつも見てきたはずです。
そして、人間が全身全霊で極限に挑んでいる姿を見る、という幸いに出会えています。
今回は、大会を静かに見守り、盤上のドラマが織りなす感動を分かち合える事だけで
満足するとしましょう。
ほんとうの 勝利に出会えた その時に 心ゆくまで 友との酒を
各県の代表選手が決まって、顔ぶれを見ると、とびぬけた選手がいないように
感じます。つまり、どの県にも優勝のチャンスが有る、という事。
我が県も、優勝から遠ざかっていますが、今回はチャンスだと思います。
竹内さん、渡辺さんは、実績も充分で他県にも名が知られています。
この二人には、自分のペースで指してもらえれば充分。
先鋒の松井くんは、若い頃から普及の最前線で精力的に活動して来た人です。
これまで個人の実績として、特筆すべきものは無い。
ところが、そういう人がじわじわと力をつけてきて、県大会で安定して上位に入る
ようになりました。
そういう人材のこういう育ち方は、運営を取り仕切る立場からは、実に嬉しいのです。
初舞台に臆せずに存分に力を発揮してほしいと思います。
個人的には、岩手の小島さんの戦いぶりに注目しています。
「自分たちの世代」が、まだやれている、というのは実に心強い。
でも、小島さん、対福島戦だけは頑張らないで下さいね。
自分でも「巧く詠めたな」と思う作品のひとつなので、
前に披露した短歌を再掲して、結びとします。
選手のみなさん、頑張ってください。
ふるさとの思い ふるさとへの想い 駒にたくして いざや競わん
続き
ふるさとは 何処なりやと 問うなかれ 駒音響けば そこがふるさと
「密を避ける」について考えていたら、次のような事を思いつきました。
「楽しい事とは、何か」です。
よく誤解されるネタに「快楽主義」という哲学があります。
エピクロスという古代ギリシャの哲学者の思想で、ゼノンの「禁欲主義」と
対比されます。
ところが字面の印象が誤解の基で、エピクロスは「ふつう快楽だとされるもの」
を高くは評価しません。むしろ否定していると言っても良いぐらい。
彼が「最大の快楽」としたのは「朋友との語らい」です。
これを六県大会への接し方に応用すると、将棋をネタにして宴会を催し
「どんちゃん騒ぎ」に興じるのは、確かに楽しいのですが、それよりも
「静かに語らう」のを良しとする、になります。
これは「人生観の基本」にも通じます。
「ほどほど」を心がければ良いわけです。
考えてみると、孔子も釈迦も、その説く所は「ほどほどで良しとせよ」です。
しかも、幾多の思想家が「快楽の本質」を「苦痛の無い状態」と喝破している訳で、
それは今の状況は「コロナの心配が無くなる事」です。
つまり「今、我慢する事」が「最大の快楽」につながる、と。
そして「応援もほどほどがいいはず」なので、自軍の成績に一喜一憂せずに
大会を見守るのが良いのかなあ、と。
ここまで考えて、さらに気づきました。
「あまり悟ってしまってもいけない」つまり「悟りも、ほどほどが良い」
のではないか、と。
だから、自軍の成績に気をもむのは自粛しなくても良い、そういう結論に達しました。
一手ごと 我は哀しみ我は舞う 一喜一憂人間だもの
浅はかな人の思いも重なれば 文殊のごとき智慧へと至る
そのままに 思い悩むも 仏かな
7.宮城県監督 和田信也さん
歴史と伝統のある東北六県将棋大会がこうしてまた対面で開催されること、心よりお慶び申し上げます。
本大会の開催にあたりましては、主催者である岩手日報社様、日本将棋連盟岩手県支部連合会の皆様をはじめ、大会開催の実現に向けて水面下の調整にご尽力いただいた関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。
東北六県の愛棋家にとって、本大会は特別の意味を持つ大会であり、強い思い入れのある方もとても多いと思います。
コロナ禍の現状において、各県の代表が一堂に会し、盤を挟んだ真剣勝負と交流の場を与えていただけることに感謝しています。
今年の本県代表は、例年以上に若いメンバーが揃いました。
三人の平均年齢は20.7歳!各県代表は手強い選手ばかりですが、臆することなく思い切りぶつかってほしいと思います。
昨年以来、各種大会が中止や延期、規模縮小を余儀なくされ、特に伸び盛りの若手にとって力を発揮する貴重な機会が失われている状況ですが、今回は三人にとって絶好の見せ場のはず。
充填した若さのエネルギーと日頃の研鑽の成果を盤面にぶつけてください。
活躍を心より祈念しています。
8.山形県連幹事 桜井啓志さん
山頂までの道のり
東北六県大会まで3日。
今年は無観客大会とのことで応援に行くことができない。
今までも選手の力になれないのはわかっていたが、
東北最強のメンバーの指し手に酔いしれることができないのは寂しい。
やはり、将棋もその場で観戦してこそ感じることが大きい。
さて、今年の山形県の3人は山大・山大・山寺の「ALL YAMA」だ。
(あべしんブログより)
山形県にとってなんと縁起がいいことか。
勝負の機微は案外こんなところにあるのかもしれないと思う。
山新報道を楽しみに待ちたい。(県連速報も見てください・・山形監督より)
ゼイゼイと息を切らして、急坂を登り山頂を目指す。
登り切ったと思ったら(小朝日)、山頂(大朝日)はもう一つ先に見えるではないか。
えっー。気合を入れなおし、一度坂を下りもう一度登り始める。
(どうして登るのに、下るのか・・これが精神的につらい。将棋と同じだ。
・・山形監督経験談)
山頂への道はそんなものだ。
過酷な大会だが、3人だから達成できる頂もある。
みなさんの奮闘を期待します。